El Mylar

映画・音楽作品の感想とか。

映画「Zero Dark Thirty ゼロ・ダーク・サーティ」を観た

2012年の映画。オサマ・ビン・ラディン殺害に至る経緯を、CIA 分析官の視点で描いた作品。だからタイトルは「深夜0時30分」なのね (捕獲・殺害作戦の決行時間帯)。

本作の主人公は、CIA の女性分析官であるマヤ (ジェシカ・チャステイン)。ほとんど彼女が一人でゴリゴリ調べ上げてビン・ラディンに辿り着いた、的なシナリオになっているが、本作はフィクションなので、事実を基にしたエピソードがあるのかもしれないし、監督の妄想かもしれない。

監督は「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー。ハート・ロッカーの時も正確性に欠けた描写が目立つと酷評されていたが、本作も「女性が理想に思う強い女性」を描きたいがための、事実と異なる演出が多そうだなと感じた。一部では政府によるプロパガンダではないかとすら言われてる。キアヌ・リーブスが出てた「Point Break ハートブルー」は面白かった監督だけに残念。

面白くなかったワケではないけど、実際の出来事がベースになっているのに多分にフィクションが含まれているので、何を見させられているんだろう、という気分になってきてイマイチ乗り切れない。「実際の出来事をベースにしたフィクション」ってリスク高いんだなと思った。

ゼロ・ダーク・サーティ [Blu-ray]

ゼロ・ダーク・サーティ [Blu-ray]

Netflix オリジナル番組の「Hyperdrive ハイパードライブ」を観た

クルマ版「Sasuke」とも呼ぶべき、Netflix オリジナル番組の「Hyperdrive ハイパードライブ」を観た。

僕は D1 観戦が好きで、Video Option、ドリ天などをよく観ていたので、クルマ系の番組ということで観てみた次第。

Hyperdrive は、アメリカのみならず、フランス、ブラジル、日本などから28名のアマチュアドライバーが参戦。自分のクルマを持ち込んで、番組が用意したステージに挑戦する。

コースの仕掛けが絶妙で、

  • ドリフトしてクルマの後部を的に当てる
  • 浅い水の上を走る
  • シーソーのように傾く装置にクルマごと乗り込み、一定時間バランスを取る
  • スケートボードの技みたく、2本の鉄のレールに上手く乗って進む

など、ホントに「Sasuke」ばりの仕掛けが満載。

各ドライバーの生い立ちや大会にかける思いなどもところどころに挟まり、どのドライバーのことも応援したくなる。それでいて、「人情ストーリー」で尺を奪うようなことはなく、レースシーンも満載。

クルマの専門知識は持っていなくても大丈夫。司会が物凄く平易に状況説明してくれる。「ラジエーターというモノが壊れると、クルマは走れなくなるんだ」とか、そのくらい簡単な説明になってるので、誰でも分かる。w

前半の予選は、さすがにテクニックにバラツキがあって、「お前何しに来たんだよw」と思うくらい惨敗しているレーサーもいたりするが、予選後半からトーナメントにかけては、レーサーのレベルも一定以上の水準になるので、接戦が繰り広げられる。

夜の工場がコースに改造されていて、ライティングがキレイで、映像美としても楽しめる。

D1 なんかだと、ある程度「審査員の好み」で優劣が決まるが、ハイパードライブはタイムで競う。「その仕掛けをクリアしたかどうか」は実際にクルマを的に当てるから一目瞭然だし、「このポールにぶつかったらペナルティで5秒加算」みたいなルールも明確なので、とても公正に見える。

元々かなり安全面を考慮したコース設計になっているが、それでも一度、ステージの仕掛けによって出場者が軽い怪我を負う事態になった。そんな時も、「この仕掛けはなかったことにして、既に走り終わった人のタイムは調整します」などと、臨機応変かつ公正な大会になるよう、十分に配慮されている。

ただただ危険なことに特攻してバカ騒ぎする、という番組ではなく、きちんとレギュレーションが決まっていて、ドライバーのテクニックが要求される作りになっているので、とても面白い。こんなに色んな仕掛けが出てくるのに、コンマ数秒の接戦になることもあって、とても健全にスリリングな大会になっていた。

第2話以降はオープニングすらほとんどなく、サクサク見られる。さすがは Netflix オリジナル番組。

Netflix で見られるので、クルマに興味がない人もぜひ!

NETFLIX コンテンツ帝国の野望 :GAFAを超える最強IT企業

NETFLIX コンテンツ帝国の野望 :GAFAを超える最強IT企業

DVD OPTION Vol.289 (<DVD>)

DVD OPTION Vol.289 ()