El Mylar

映画・音楽作品の感想とか。

ニコラス・ケイジの謎作品2本「Knowing ノウイング」と「Left Behind レフト・ビハインド」

ニコラス・ケイジといえば、

  • 1996年の「The Rock ザ・ロック」
  • 1997年の「Con Air コン・エアー」
  • 1998年の「Face Off フェイス・オフ」
  • 2000年の「Gone In Sixty Seconds 60セカンズ」
  • 2005年の「National Treasure ナショナル・トレジャー」

などは「トンデモなところもあるけど娯楽映画としては良いか」という部類の良作だと思うが、

  • 2007年の「Ghost Rider ゴーストライダー」
  • 2007年の「Next ネクスト」

などは、ラジー賞にもノミネートされているほどの謎作品だ。

そして今回、Netflix で観た2本の作品を新たに「ニコラス・ケイジの謎作品リスト」に追加しようと思う。

Knowing ノウイング

2009年の映画。

小学校に通うニコラス・ケイジの息子は、50年前に埋められたタイムカプセルの中から、当時の生徒が書いた謎の手紙をもらう。その手紙には大量の数字が書いてあり、学者のニコラス・ケイジはその数字が大惨事が発生する日時と死者数だと突き止める。という話。

序盤はナショナル・トレジャー的な感じで数字の謎解きをしていて、「最後の方は数字じゃなくてアルファベットじゃないか?」とか謎解きパートは面白いんだけど、段々と「世界の終末が記されている」とか、口から光線を放つ謎の人間が息子をさらおうとしているとか、トンデモ SF な予感がしてくる。

数字の羅列を書いた女子生徒には、50年経って娘と孫娘ができていたが、既に死去していた。ニコラス・ケイジはその予言を残した生徒の娘と行動を共にするのだが、この女がマジでバカ。論理的・学術的な話を理解できなくて感情的に喚き散らしてトラックにぶつかって母親の予言どおりに死ぬ。マジで要らない。

おまけに息子をさらおうとしていた謎の人間は実は宇宙人で、UFO に乗って一部の「選ばれた人間」を救いに来たという。ニコラス・ケイジの息子や、交通事故で死んだ女の娘が何故か選ばれ、他にも世界中に UFO が降り立っていた、というラスト。

ニコラス・ケイジ自身は選ばれず、息子を宇宙人に託し、家族とともに異常気象の影響で死ぬ。選ばれた人達は違う惑星に降り立って新たな暮らしへ…。という。


キリスト教的な考えがあれば「納得」もできるんだろうけど、救済するのが UFO に乗ってきた宇宙人じゃあなぁ…。

ニコラス・ケイジの視線とは違う方向から飛行機が突っ込んできて墜落する謎シーンが有名だが、ディザスターのシーンは2009年当時の CG としては頑張っていた方かな。

ニコラス・ケイジの妹役だった Nadia Townsend ナディア・タウンゼントがタイプだった。w

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Left Behind レフト・ビハインド

2014年の映画。

パイロットのニコラス・ケイジは、妻のリー・トンプソン (バック・トゥ・ザ・フューチャーの母ロレイン) が宗教にハマったのがウザくて、キャビン・アテンダントの金髪と浮気しかけている。

そんなニコラス・ケイジの誕生日のため帰省した娘のクローイだったが、ニコラス・ケイジはロレイン (違) から逃げるために仕事に出てしまう。母ロレインの宗教話を聞いててもイラつくので、クローイは弟を連れてショッピングモールに行く。

すると突然、弟の洋服がその場に崩れ落ち、弟が忽然と消えてしまう。周りを見るとほとんどの子供が突然消失しており、現場は大パニック。家に帰ると母親まで消えていることを知り、娘は愕然とする。

ニコラス・ケイジが操縦する飛行機の中でもその現象は起きていて、子供の他、大人でも数割の人達が突然消えてしまっていた。多くの人が突然消失したことで、管制塔との通信も途絶えてしまい、さらに事故により燃料不足に陥る。

飛行機の中もパニック、地上も皆パニック。彼らはなぜ消えてしまったのか…。という映画。


割と唐突に、消えた人の共通点は「信仰深いこと」だったと分かる。どういう理由か地球はおしまいになってしまったので、神が信心深い人達だけを天国に送ったのだという。つまり残された人々 (ニコラス・ケイジやその娘など) は神を信じていなかった、信心深くなかった人達。

都合よく娘と連絡が取れ、娘の協力でなんとか飛行機を着陸させられたニコラス・ケイジは、「家族と一緒に過ごしていれば良かった」と悔い改める。地獄の様相を呈している終末の現状を見ながら、娘は「まだこれから始まったばかりよ」とつぶやき、映画は終わる。


……ええと……マジで何コレ……。

「ノウイング」みたいに宇宙人が姿を表したら表したでガッカリするけど、「神の思し召し」で全てを片付けられた映画も大変ガッカリ。

どっちもバッドエンドといえばバッドエンドだし、信仰心があればコレがグッドエンドなんだろう。いずれにしてもクソつまらない。

神の力に任せっきりで細部は破綻しまくりだし、エンディングを抜きにしても映画としてずさんだった。

以上

ノウイングは大塚明夫、レフト・ビハインドは小山力也の吹き替えだった。

未見の人は、どっちも見なくていい。

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