El Mylar

映画・音楽作品の感想とか。

カメラ素人の知見まとめ:モードの使い分け方

カメラ素人が学んだことをまとめていく記事。オレオレのやり方なので、間違いやより良い方法などあれば教えていただきたく…。

今回は、シャッター優先とか絞り優先とか、このモード切り替えが何なのかをまとめる。

ちなみに自分は普段、Nikon D5600 ダブルレンズキットを使っている。本記事はこの機種とレンズの組み合わせで得た知見を書いている。

↑コレ。

モードの種類とか注意点とか

デジイチで選択できるモードは以下が主流。これに加えて、カメラによって「シーンセレクトモード」みたいなのがあったりする感じ。

  • Autoフルオート … 絞り・シャッタースピード・ISO、全てがカメラ任せ。カメラマンが制御できる場所がなくなる、全てカメラ任せ。
  • A絞り優先モード … 絞り値 (と ISO) を自分で変えられる。指定された絞り値に合わせて明るさを最適化するため、シャッタースピードをカメラが自動的に変えてくれる。
  • Sシャッタースピード優先モード … シャッタースピード (と ISO) を自分で変えられる。それに合わせてカメラが絞り値を自動的に変えてくれる。
  • Mマニュアルモード … 絞り・シャッタースピード・ISO、全てを自分で設定する。カメラが自動で制御してくれるところがなくなる。
  • Pプログラムオート … 絞り・シャッタースピードをカメラが自動的に制御してくれるが、「絞りだけコレにしたい」「シャッタースピードをこうしたい」と、カメラマンが後から制御できる (プログラム・シフトと呼ぶ)。例えば絞りがプログラム・シフトされると、カメラはシャッタースピードを調整して明るさを自動補正する。

優先モードとプログラムオートは、カメラが自動的に制御してくれる部分もあり、それらを総合して写真の写りが決まる。だから例えば、絞り優先モードにして開放にすれば必ず明るく写せて、絞っていけば暗く写る、というワケではないので注意。カメラマンが絞りを変えたら、それ以外のシャッタースピードや ISO はカメラ側が制御して、できるだけ同じ明るさで撮ろうとしてくれる。

プログラムオートとフルオートの違いが分かりづらいかもしれないが、「フルオートはユーザが制御をかけられない」。

これらのモードの使い分け方はどうしたらいい?

これらのモードの使い分け方だが、それを見極められるようになるには、まずそれぞれの数字がどういう写りになってくるかを把握しておかないといけない。その数字に設定するとどういう写りになりそうか、という見極めができていないと、「こういう設定で撮りたい」とすら思えないからだ。

ぼくが最初にカメラやレンズを変えた時にやるのは、まずフルオートで色んな写真を撮り、カメラがどういう設定を選んだかを見ながら、写真の出来を確認していくというものだ。

フルオートの写りは、カメラが考えた「(一つの) 正解」であり、「オレ的にはコレが最高の写真になると思ったっす!」という指標にできるワケだ。だから、フルオートで写真を撮り、絞り・シャッタースピード・ISO がどうなっているかを後で確認すると良い。その数字をチラチラ眺める癖を付けておくと、カメラ・レンズの性能と撮影時の設定から、どのような写りになるのか少し想像が付くようになってくると思う。

やりたいことが出てきたら「優先モード」を使ってみる

こうやって各数字を見極めて、「シャッタースピードってこうするとこうなるのか」とか、「絞りってこうするとこういう感じに撮れるのね」というものが掴めてきたら、それを参考に、「シャッタースピード優先」や「絞り優先」モードを使い始めてみると良いと思う。

で、「コレがいいかな」と思った設定と、その前後1段階を切り替えた写真を同時に撮り、比較して自分の予想との誤差を見極めていく。絞りで言えば、「思っていたモノより少し開放気味の写真」「思っていたどおりの絞りの写真」「思っていたモノより少し絞った写真」の3枚は残しておきたい。

ぼくはこう使っている

最後に、ぼくはそれぞれのモードをこう使っている、という話を書いておく。

自分は普段はシャッタースピード優先モードを使っていて、被写体がブレないようにすることを第一目的にしている。昼間はまだしも、室内や夜間で、かつ手持ちでフラッシュも使えない場合…つまりディズニーの夜ショーを撮るとか、ジャズバーみたいところでライブの写真を撮るとか、になると、まずはブレずに撮れるだけのシャッタースピードは制御してやらなくてはいけない。だからシャッタースピード優先にしていた。

こうして撮れる写真は、キットレンズなんかだとかなり暗めに写ってしまうのだが、ブレていない写真であれば、後からシャドウを上げて明るさを上げたり、シャープネスを補正すれば割となんとかなる。ブレてしまっている写真はいくら補正しても綺麗にならないので、まずはブレずにきちんと撮れること、それ以外は極端な話、全部補正しちゃえばそれなりになると思っている。

ぼくは Photoshop での修正、加工、デフォルメをした写真を公開することが常なので、「撮って出しの写真で良い状態のモノにしたい」人にはこのやり方は使えないかも。

他には、昼間の屋外なら絞り優先モードを選択して、F8 ぐらいに絞ってシャープめな写真を撮ってみたりしている。レンズの画質は、絞り開放で撮った時よりも少し絞った時の方が画質が良いことが多いので、明るさなどの問題も加味して、可能な時は少し絞って撮るのがオススメ。

あとは、ISO に注意して、露出補正を好みに合わせて触りながら撮っている。

マニュアルとプログラムオートは特に使っていない。今のところ必要性を感じるシチュエーションがないためだ。多分撮りたいものによってはプログラムオートが生きることもあるのかと思う。

暗所で、フラッシュを使わずに撮る時は、まずフルオートで何枚か試しに撮るようにしている。それからシャッター優先モードにして、先ほどフルオートで撮られた設定値を参考に、ブレないよう調整している。


こんなところだろうか。

あんまり色んな機能があるからって、「全部使いこなさなきゃ!」と思わない方がいいだろう。欲しいものを欲しいときにだけ自分で制御すればよく、それ以外はカメラに任せた方がいいと思う

カメラは機械。人間よりも正確に色々なモノを割り出せるし、そのメカニズム・アルゴリズムはメーカーが何十年とカメラを作ってきて、蓄えてきた知識の集合だと考えている。だから、素人が手出ししたところで、そうそう上手くはいかないと思う。というのが僕の基本的な考え方。

その上で、どうしても暗いと感じるから ISO を上げる、とか、絶対ブレたら嫌だからシャッタースピード上げる、とかいう、「自分の意思を突き通して撮ったんだ」という欲求を満たすために、各モードを使えばいいんじゃないかと思う。

「こんなに機能があるのに使わないなんて、宝の持ち腐れ…」と思って何でもかんでも使おうとせず、カメラを信じよう。